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PRC工法とは


 PRC工法とは、プレストレストコンクリート(Prestressed Reinforced Concrete)工法の略で,通常の鉄筋コンクリート造の中に、PC鋼線を入れて強度を高めたものです。コンクリートそのものは圧縮には強い部材ですが、引張りには極めて弱い性質を持っています。そのため鉄筋を入れることで強度が保たれているのが、通常の鉄筋コンクリート(RC)造となります。さらにその強度を高めたのがPRC工法で、イメージとしては、部材に荷重がかかるとその部材の上側では圧縮する力が働き、下側では引張られる力が発生するため(下図参照)、その引張り部分にPC鋼線といわれる棒を導入し、その棒を引張った状態のまま固定することで、伸びた鋼線が戻ろうとする力、すなわち圧縮力を内部に発生させ、先ほどの引張力を打ち消すというものです。PC鋼線はゴムをイメージして頂けると分かりやすいと思います。これらのPC鋼線等を、床(スラブ)に入れて強度を増す工法はかなり普及してきていますが、柱や梁となる部分に導入している工法は珍しく、耐震性に優れている工法となります。

PRC工法のメリット


■従来の工法とPRC工法

 柱や梁が必要な従来の工法では、下図の左側のプランのように住居内に柱ができてしまい、部屋を有効的に使うことが出来なくなってしまいます。また、この柱の部分は部屋の面積に算入されてしまい、パンフレット等に記載されている畳数よりも、実際の部屋の大きさはかなり小さくなってしまいます。PRC工法を採用することで、壁式といわれる、柱の代わりに壁で支える形式となるため、同じ畳数表示でも部屋が広く使えることになり、空間を効率的に使うことが出来ます。

 

■壁式工法との違い

 従来の壁式工法では、住戸内にRC造の壁が必要となることが多く、将来、家族構成の変化に応じて間取りを変更したくても、構造体であるRC造の壁は移動することが出来ませんでした。PRC工法を採用することで、住戸内にRC造の壁が必要なくなり、後々のプラン変更の際にも構造体の制約を受けることがありません。また、開口の大きい、採光通風の良いハイサッシを取り付けることが出来るため、より快適な環境での生活が実現できます。



コンクリート強度


 日本建築学会「建築工事標準仕様書JASS5」の基準によると、1平方メートル当たりに約3,000トン(設計基準強度30N/mu)の力が加わるまでは壊れないという性能をもったコンクリートは、大規模補修不要予定期間を100年としています。当社では、設計基準強度を36N/muを最低とし3N/muを割増した39N/muを品質基準強度として採用しています。



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